目次
- 1 【第2部】暦注の体系
- 2 暦注の体系 ―― 吉凶はどのように作られたのか ――
- 3 十二直とは何か ―― 暦の中央に書かれた日々の評価 ――
- 4 月建と十二直の関係―― 月が決める日の秩序 ――
- 5 建・除・満…十二直の意味―― 日々の状態を表す十二の言葉 ――
- 6 北斗七星と暦思想 ―― 天の回転が時間を生む ――
- 7 二十八宿とは何か―― 星が示すもう一つの時間 ――
- 8 暦の下段とは何か ―― 吉凶日が生まれる場所 ――
- 9 天赦日とは何か―― 天がすべてを赦す日 ――
- 10 凶会日とは何か―― 凶が重なる日 ――
- 11 往亡日とは何か―― 出かけることを避ける日 ――
- 12 五墓日とは何か―― 物事が衰える日 ――
- 13 生年凶日とは何か―― 人によって異なる凶日 ――
- 14 不成就日とは何か―― 物事が成就しない日 ――
- 15 一粒万倍日とは何か―― 小さなものが大きく増える日 ――
- 16 暦注はなぜ信じられてきたのか―― 時間に意味を見出す思想 ――
- 17 特殊な暦注とは何か―― 期間を示す暦の思想 ――
- 18 八専とは何か―― 干支が偏る十二日間 ――
- 19 十方暮とは何か―― 天地の気が閉じる期間 ――
- 20 三隣亡とは何か―― 三つの隣を滅ぼす日 ――
- 21 天一天上とは何か―― 天一神が天に昇る期間 ――
- 22 三伏とは何か―― 夏の最も暑い期間 ――
- 23 庚申待とは何か―― 庚申の夜に眠らない理由 ――
- 24 甲子祭とは何か―― 干支のはじまりの日 ――
【第2部】暦注の体系
暦注は、単なる言い伝えではなく、一定の仕組みによって組み立てられています。
中段・下段と呼ばれる配置の中で、干支や天体の動きに基づいた複数の体系が重なり合い、一日の吉凶が表現されていました。
第2部では、その構造を分解しながら、暦注がどのように作られているのかを見ていきます。
中段編
中段に記される暦注は、暦全体の骨格ともいえる存在です。
十二直や二十八宿など、周期的に繰り返される仕組みによって、日々の意味が与えられています。
ここでは、暦注の中心を成すこれらの体系を順に見ていきます。
下段編
下段の暦注には、吉日や凶日として広く知られるものが多く含まれます。
天赦日や一粒万倍日、不成就日など、日取りの判断に使われてきた考え方がここに集まっています。
その意味と成り立ちを、一つずつ整理していきます。
その他
暦には、体系的な暦注とは別に、信仰や習俗と結びついた特殊な日も存在します。
八専や十方暮、庚申待などは、生活や行動に直接影響を与える形で受け継がれてきました。
ここでは、そうした「暦と人の暮らし」が色濃く表れた暦注を取り上げます。