目次
第2部 その他編
特殊な暦注とは何か
―― 期間を示す暦の思想 ――
はじめに ― 日ではなく「期間」
これまで第2部では、
暦に書かれたさまざまな暦注を見てきました。
例えば、
- 十二直
- 二十八宿
- 天赦日
- 不成就日
などです。
これらは主に、
特定の日の吉凶
を示す暦注でした。
しかし暦には、
日ではなく
一定の期間
を示す暦注も存在します。
1 期間を示す暦注
暦の中には、
数日から十日ほど続く
特別な期間があります。
例えば、
- 八専
- 十方暮
- 天一天上
などです。
これらは、
宇宙の気の状態が
一定期間続くと考えられた暦注です。
つまり、
ある日だけではなく、
数日間にわたって同じ性質を持つ時間
と理解されました。
2 生活と暦の関係
こうした期間暦注は、
生活の判断にも影響しました。
例えば、
- 婚礼
- 建築
- 引越し
- 旅
などです。
人々は、
こうした行動を
暦の期間と照らし合わせながら
計画することがありました。
3 その他編で扱う暦注
この章では、
比較的知られることの少ない
次の暦注を取り上げます。
- 八専
- 十方暮
- 三隣亡
- 天一天上
- 三伏
- 庚申待
- 甲子祭
これらは、
暦の中でも
特殊な位置を占める暦注です。
しかし、
干支思想や陰陽思想と深く関わる
興味深い文化でもあります。
まとめ
暦には、
単独の日を示す暦注だけでなく、
一定期間の性質を示す暦注もあります。
これらは、
宇宙の気の変化を
時間の流れの中で
理解しようとする思想から生まれました。
次章では、
こうした期間暦注の一つ
八専
を見ていきます。
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