節気・候・雑節– category –
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節気・候・雑節
魚(うお)|氷の下で、春はもう動いている
魚上氷(うお こおりを いずる)。立春・末候を表す七十二候です。 この候の言葉は、少し不思議です。 春の兆し、というと――私たちはつい「花」や「芽吹き」を思い浮かべます。ところが七十二候は、ここで魚を持ってきます。 魚。 しかも「魚が現れる」と... -
節気・候・雑節
鶯(うぐいす)|春は「声」から始まる
鶯(うぐいす)――春を告げる鳥、と聞けば、多くの人が思い浮かべる名前です。 立春・次候は、七十二候で黄鶯睍睆(うぐいす なく)。「鶯が鳴き始めるころ」を表した候です。 まだ寒い。景色も冬に寄っている。けれど、どこかで声だけが先に春を始める――。... -
節気・候・雑節
東風(こち)|氷をほどく、春のはじまりの風
東風(こち)――春を告げる風の名です。 立春・初候は、七十二候で「東風解凍(こち こおりを とく)」といいます。文字どおり、「東風が吹いて氷が解け始めるころ」を表した候です。 氷を割るのは太陽の光であって、風が氷を解かすわけではない。理屈だけ... -
節気・候・雑節
2026年_こよみ 二十四節気・雑節・七十二候 +深掘り
二十四節気・雑節と七十二候に、深掘り記事が付きました。 2026年(令和8年) 2026年(令和8年)二十四節気【小寒】~雑節【節分】 二十四節気【小寒】(しょうかん) 小寒の七十二候は、芹乃栄 (せりすなわちさかう)、水泉動( しみずあたたかをふ... -
節気・候・雑節
節分と中国思想|追儺・鬼・境目の文化をたどる
④ 節分と中国思想|追儺・鬼・境目の文化をたどる はじめに──節分は「日本独自」なのか? 節分という行事は、「豆まき」「鬼は外」という日本的なイメージが強く、しばしば日本固有の風習のように受け取られがちです。 しかし、その思想の源流をたどると、... -
節気・候・雑節
節分と恵方・方位信仰|年の境目に「向きを正す」日本の知恵
■ ③:節分と恵方・方位信仰|年の境目に「向きを正す」日本の知恵 はじめに──節分に現れる「向き」の意味 節分というと、豆まきや鬼のイメージが強く思い浮かびますが、もう一つ大切な要素があります。それが 「方位」 です。 近年では恵方巻の習慣で知ら... -
節気・候・雑節
豆まきの起源と意味|なぜ節分に豆をまくのか
■②豆まきの起源と意味|なぜ節分に豆をまくのか 🫘 はじめに──「鬼は外、福は内」の本当の意味 節分といえば、「鬼は外、福は内」と声をあげて豆をまく光景が思い浮かびます。 この豆まきは、単なる年中行事ではなく、疫病・災い・不安を追い払い、新しい... -
節気・候・雑節
節分とは何か|季節を分ける境目としての雑節
①節分とは何か(総論)― 季節を分け、暮らしを整える日本の雑節 ― はじめに──節分は「年に一度」ではなかった 節分というと、多くの人は「2月3日ごろ」「豆まきの日」を思い浮かべるかもしれません。 しかし本来、節分とは立春・立夏・立秋・立冬の前日す... -
節気・候・雑節
鶏|鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)|大寒・末候
— 冬の極みに訪れる、生命のリズムの再始動 — 1.冬の底で始まる「命のリズム」 七十二候「鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)」は、大寒・末候に訪れる季節の変化をあらわす言葉です。 「乳(にゅう)」は“卵を産む”の意味。一年で最も寒い時期に、鶏...