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副題:【夏至・初候】乃東枯(なつかれくさかるる)7月7日頃
※ 2025年6月17日公開の本記事は、二十四節気・夏至と夏至・初候の七十二候(乃東枯)を併記した内容であることから、2025年9月16日本記事内容をもとに再構成した二十四節気【夏至】の単独記事を公開しました。
なお、本記事は、タイトルはそのまま存続させ、「【夏至・初候】乃東枯(なつかれくさかるる)7月7日頃」の副題で、夏至・初候〈乃東枯〉の記事として、一部補完整形を伴いつつ、他の七十二候記事と同様の扱いをいたします。

【夏至】(げし)
昼の長さが最も長くなる
月: 五月中 太陽黄経: 90°
初候
乃東枯 (なつかれくさかるる)
夏枯草が枯れる
二十四節気「夏至(げし)」
二十四節気「夏至(げし)」は、一年のうちで最も昼が長くなるころ。
2025年の夏至は、国立天文台・暦計算室によると6月21日(土)0時51分(日本時間)です。
もう少し下に、暦要項へのリンク張っています。
夏至・冬至・春分・秋分 まとめて → 暦計算室資料で勉強 リンク 二至二分
この頃、日本では梅雨のただなか。昼は長いけれど、陽射しの強さを感じにくく、しとしとと雨の多い季節です。そんな夏至の初候は――
🪻乃東枯(なつかれくさ かるる)
「乃東(だいとう)枯る」と書いて「なつかれくさ かるる」。
かつて薬草として知られた「乃東(なつかれぐさ)=ウツボグサ」は、冬至の頃に芽吹き、冬至のころに芽を出して、六月〜八月に紫色の花が花穂にいくつも咲きます。夏枯草とも呼ばれ、花穂を煎じて飲むと利尿や消炎作用が。また、煎液は、ねんざ、腫れの塗り薬にも。うがい薬にも使われます。
現代では「ウツボグサ」という名で知られ、山野や草地に自生。
紫色の穂状の花が咲き終わる頃に、花穂全体が黒ずんでいく様子が「枯るる」と表現されています。
☂️季節の情景と「夏至」の味覚リンク
雨空が続くこの季節。洗濯物が乾かず、食材の保存にも気を使いますが――
一方で、旬の果物や野菜はどんどん実りの時期に入り、自然の力強さを感じさせてくれます。
特に夏至~小暑のころは、さくらんぼ・マンゴー・メロンなど、瑞々しい果物が出盛り期。
ふるさと納税でも人気の品が続々と出荷最盛期を迎えています。
▼季節のフルーツ特集はこちら👇
🔗関連リンクと参考
- 国立天文台・暦計算室: → 令和7年暦要項の情報はこちら。
- 七十二候と植物「乃東」→ ウツボグサ(夏枯草)は、生薬としても使われた歴史ある草。『本草綱目』にも記述があり、薬用としての季節感を語る候です。
- 本草綱目は、明代の医者である李時珍によって1596年頃に著された薬物学の書です。
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2025年9月16日本記事内容をもとに再構成した二十四節気【夏至】の単独記事「【夏至】6月21日...昼の長さが最も長くなる」を公開しました。
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