七十二候– category –
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七十二候
麦 ― 実りが季節を告げるとき
小満の末候は「麦秋至(むぎのときいたる)」です。 “秋”という字が使われていますが、これは現在の季節を指しているわけではありません。 麦にとっての収穫の時期が訪れる、という意味です。 なぜ「秋」なのか もともと「秋」という字は、穀物の実りや収... -
七十二候
蚕 ― 桑を食む季節のしるし
小満の初候は「蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)」です。 七十二候の中でも、動植物そのものというより、人の暮らしと結びついた“仕事の季節”がはっきり見える候だと思います。 なぜ蚕が、季節の区切りとして選ばれているのでしょうか。 蚕が動き出す条... -
七十二候
竹笋 ― 地を破って現れる力
立夏の末候は「竹笋生(たけのこしょうず)」です。 竹の地下茎から筍が地上に姿を現すころをいいます。 春の花が終わり、初夏の気配が満ちてくる時期に、地面を割るようにして筍は伸び始めます。 では、なぜ筍がこの時期のしるしとして選ばれたのでしょう... -
七十二候
ツバメ|春が「戻ってくる」鳥
清明・初候は、七十二候で「玄鳥至(つばめ きたる)」 といいます。 玄鳥――それは、ツバメのこと。 春になると、南から戻ってくる鳥です。 立春は風。春分は桜。そして清明に入ると、暦ははっきりと 「ツバメが来る」 と言います。 春が進むのではなく、... -
七十二候
土(つち)|春は「足元」から始まる
土脉潤起(つちのしょう うるおいおこる)。雨水・初候を表す七十二候です。 春の候というと、梅や鶯、花の気配を思い浮かべがちですが、雨水の最初に来るのは、もっと地味で、もっと本質的なもの――「土」です。 土。 土がどうなるのか。何が変わるのか。 ... -
七十二候
牡丹(ぼたん)|春が満ちる、大輪の花
穀雨・末候は、七十二候で「牡丹華(ぼたん はな さく)」 といいます。 牡丹が咲くころ。 これまでの穀雨は、 雨が増える 土が潤う 苗が育つ という「育つ季節」でした。 その締めくくりに現れるのが牡丹。 春が、静かな成長から圧倒的な“華”へ到達する候... -
七十二候
苗(なえ)|霜が終わると、育つ季節が始まる
穀雨・次候は、七十二候で「霜止出苗(しも やみて なえ いづる)」 といいます。 霜が止み、苗が出る。 この候は、言葉の意味がとてもはっきりしています。 春が「きれい」から、春が「育つ」へ。 暦が完全に、暮らし側へ寄ってきます。 ■ 穀雨の核心は「... -
七十二候
葦(ヨシ)|水際から始まる芽吹き
穀雨・初候は、七十二候で「葭始生(あし はじめて しょうず)」 といいます。 葭(あし)――つまり、葦(あし)。今ではヨシという呼び名のほうがよく知られているかもしれません。 穀雨は、春の雨がやわらかく増え、土と水がいよいよ整っていく節気。 そ... -
七十二候
虹(にじ)|春の空に、光が立ち上がる
清明・末候は、七十二候で「虹始見(にじ はじめて あらわる)」 といいます。 虹が、はじめて現れるころ。 この「はじめて」がいい。 虹は一年中見えるものではありません。空に条件が揃ったときだけ、短い時間だけ現れます。 そして昔の人は、その短い奇...