七十二候– category –
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七十二候
綿 ― 秋の収穫を準備する植物
処暑の初候は「綿柎開(わたのはなしべひらく)」です。 綿の花のあとにできる実が開き始めるころをいいます。 ここでいう「柎(ふ)」は、花のあとに残る部分、つまり綿の実の殻を指します。 処暑は、暑さが少しずつやわらぐ節気です。その最初に、綿の実... -
七十二候
寒蝉 ― 秋の気配を知らせる蝉の声
立秋の次候は「寒蝉鳴(ひぐらしなく)」です。 寒蝉が鳴くころをいいます。 ここでいう寒蝉は、一般にヒグラシを指すと考えられています。夏の終わりに鳴く蝉として知られ、夕方や早朝に特徴的な声を響かせます。 立秋は暦の上では秋の始まりです。その次... -
七十二候
涼風 ― 秋の入口を知らせる空気の変化
立秋の初候は「涼風至(すずかぜいたる)」です。 涼しい風が吹き始めるころをいいます。 ただし、日本の感覚では、この時期はまだ盛夏です。日中の暑さは強く、涼しい風どころではないと感じることも多いでしょう。 それでもこの候は、秋の入口を示すもの... -
七十二候
大雨 ― 極まった暑さが解き放たれるとき
大暑の末候は「大雨時行(たいうときどきにふる)」です。 大雨が時に降るころをいいます。 大暑は、一年で最も暑さが厳しくなる節気です。その最後に置かれているのが、「大雨」です。 ここには、極まりのあとに訪れる解放という構造があります。 「時行... -
七十二候
土 ― 春の潤いと、盛夏の湿りはどう違うのか
大暑の次候は「土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)」です。 土が潤い、蒸し暑くなるころをいいます。 ここでの「土」は、単なる地面ではありません。空気と熱を抱え込む存在としての土です。 同じ“潤い”でも、春とは意味が違います。 まず言葉を分けて... -
七十二候
桐 ― 盛夏に「花を結ぶ」という意味
大暑の初候は「桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)」です。 桐が花を結び始めるころをいいます。 ただしここでいう「結花」は、実際の開花を指しているわけではありません。 むしろ、花が終わり、実を結ぶ段階を示します。 この点が重要です。 なぜ大暑... -
七十二候
鷹 ― 空で技を学ぶ若鳥の季節
小暑の末候は「鷹乃学習(たかすなわちわざをならう)」です。 鷹が飛び方や狩りの技を学ぶころをいいます。 暑さが増し、空気が重くなる時期に、なぜ鷹の“学び”が置かれているのでしょうか。 ここには、季節の成熟段階が表れています。 「学習」という言... -
七十二候
蓮 ― 水面に開く盛夏の兆し
小暑の次候は「蓮始開(はすはじめてひらく)」です。 蓮の花が開き始めるころをいいます。 小暑は、暑さが本格化へ向かう節気です。その中で、蓮が置かれていることには明確な意味があります。 「始めて開く」という段階 ここで重要なのは、「満開」では... -
七十二候
温風 ― 熱を帯びた風が届くとき
小暑の初候は「温風至(あつかぜいたる)」です。 熱を帯びた風が届くころをいいます。 梅雨が明けきらない空の下でも、風の質が変わり始める時期です。 「温」とは何を指すのか ここでいう「温」は、ぬるいという意味ではありません。 冷たさを含まない、...