七十二候– category –
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七十二候
雁 ― 北から渡ってくる秋の鳥
寒露の初候は「鴻雁来(こうがんきたる)」です。 雁が北から渡ってくるころをいいます。 ここでいう「鴻雁」は、ガンと呼ばれる水鳥の総称です。 寒露のころになると、北方から南へ向かう渡り鳥が日本や中国に現れ始めます。 その代表が雁です。 雁という... -
七十二候
虫 ― 冬へ向けて身を隠すころ
秋分の次候は「蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)」です。 虫が土の中に隠れ、巣穴の入口を閉ざすころをいいます。 ここでいう「蟄虫」は、地中に潜って冬を過ごす生き物を指します。 昆虫だけでなく、小さな動物も含む広い意味の言葉です。 「蟄」とい... -
七十二候
露 ― 秋の冷えが草に現れるとき
白露の初候は「草露白(くさのつゆしろし)」です。 草の上の露が白く見えるころをいいます。 ここでいう「白」は、色そのものではなく、露が光を受けて白く輝く様子を表しています。 露は、秋の気温の変化を最もよく示す自然現象のひとつです。 露ができ... -
七十二候
雷 ― 夏の空から消える音
秋分の初候は「雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)」です。 雷が鳴りやむころをいいます。 ここでいう雷は、夏の間に多く発生する雷雨を指します。秋分のころになると、雷の活動は次第に少なくなります。 その変化が、この候として表されています。... -
七十二候
燕 ― 空から消える夏の鳥
白露の末候は「玄鳥去(つばめさる)」です。 燕が去っていくころをいいます。 ここでいう「玄鳥(げんちょう)」は、燕(ツバメ)のことです。「玄」は黒を意味し、黒い鳥という意味でツバメを表しています。 白露の終わりに、この候が置かれていることに... -
七十二候
鶺鴒 ― 秋の空気に響く小さな鳥の声
白露の次候は「鶺鴒鳴(せきれいなく)」です。 鶺鴒が鳴くころをいいます。 鶺鴒は、川辺や水辺でよく見られる小さな鳥です。長い尾を上下に振りながら歩く姿が特徴です。 この鳥の鳴き声が目立つころとして、白露の次候に置かれています。 鶺鴒とはどの... -
七十二候
穀物 ― 秋の実りが形になるころ
処暑の末候は「禾乃登(こくものすなわちみのる)」です。 穀物が実り始めるころをいいます。 ここでいう「禾(か)」は、稲や麦などの穀物を指す古い言葉です。 処暑の終わりに、この候が置かれていることには意味があります。 「禾」という字 禾という字... -
七十二候
天地 ― 空気が引き締まり始めるとき
処暑の次候は「天地始粛(てんちはじめてさむし)」です。 天地が次第に引き締まり、秋の気配が現れ始めるころをいいます。 ここでいう「粛」は、単に寒いという意味ではありません。 空気が澄み、張りつめたような感覚を指す言葉です。 「粛」という字の... -
七十二候
霧 ― 秋の空気が動き始めるとき
立秋の末候は「蒙霧升降(ふかききりまとう)」です。 濃い霧が立ちのぼり、また降りるころをいいます。 霧は、空気の状態が変わるときに現れる現象です。そのため、この候は秋の空気の始まりを示すものとして置かれています。 「蒙霧」とは何か 「蒙」は...