【令和7年版アーカイブ】
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【大暑・初候】桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)
目次
【令和7年版アーカイブ】【大暑・初候】 桐始結花(きり はじめて はなを むすぶ)7月22日頃
桐始結花(きり はじめて はなを むすぶ)…桐の花が (来年の)蕾をつける
七十二候で、大暑の初候は「桐始結花(きり はじめて はなを むすぶ)」。
桐始結花は、「桐の花が (来年の)蕾をつける」という意味になっています。
今年令和7年は、7月22日ごろから27日ごろがこの候にあたります。
桐の花は4月から5月くらいに開花して、7月くらいから実をつけるようになります。
また、同じくらいに来年の4~5月に咲くために蕾をつけます。
桐は、日本で古くから家紋や工芸品の材料として親しまれてきた木。
紫色の花が咲いたあと、実を結びはじめる時期でもあるこの頃は、夏のピークにあっても静かで落ち着いた気配を感じさせます
【大暑】(たいしょ) 月: 六月中 太陽黄経:120°
夏の暑さがもっとも極まるころ

初候 桐始結花
(きりはじめてはなをむすぶ)
桐の花が(来年の)蕾をつける

桐の木と日本文化
桐は、かつて「鳳凰が宿る木」とも言われ、吉祥の象徴とされてきました。
皇室や政府の紋章(五七桐紋)としても用いられ、家紋としても広く親しまれています。
家具の素材としてもなじみがありますよね、桐のタンスなんかは最高級品ですよね。
この「桐始結花」という候には、「実りの準備が静かに始まる」という意味が重ねられており、夏の喧騒の中でひそかに秋の兆しを感じさせる表現です。
暑さの極みと自然の静けさ
大暑の初候は、一年でもっとも気温が上がりやすい時期です。
空には入道雲がわき、蝉の声が響き渡り、熱風が地面から立ち上がります。
この頃は、夜の公園で、蝉の羽化を見つける親子連れが多いとか。
早朝には、すっかり蝉の姿になって鳴いている蝉を見に行くというパターンだそうです。
一方で、水辺や木陰では、桐や他の木々が静かに実りの準備を進めています。
その対比が、この候の情緒を際立たせています。
暑さの中の恵みと旬の食
果物や野菜も、まさに盛りを迎えるころ。
スイカや桃、ぶどう、ブルーベリーなどが出揃い、冷たく冷やして楽しむ食卓が増えてきます。
また、夏祭りや花火大会に合わせて、屋台やご当地グルメを楽しむ機会も多い時期です。
暑さを和らげる食や風物詩をうまく取り入れるのが、この時期を快適に過ごすコツです。


ひとこと
「桐始結花」は、大暑のピークの中で訪れる“小さな静けさ”のサイン。
喧騒と熱気の中でも、自然は次の季節の準備を着実に進めています。
ふと木陰で深呼吸してみると、わずかな風や緑の香りに、「次の季節の足音」を感じられるかもしれません。
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暦要項に基づく二十四節気〈大暑〉初候「桐始結花」桐が蕾を結ぶ頃
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暦要項に基づく二十四節気〈大暑〉の初候「桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)」を紹介。桐の花は春に咲き、夏には来年に備えて蕾を結び始めます。大暑は一年で最も暑さが極まる時期ですが、その最中に静かに次の季節の準備が進むことを示す候です。桐は吉祥の象徴として家紋や工芸にも親しまれ、夏の喧騒のなかに秋の兆しを感じさせる存在。旬の果物や祭りとともに、この時期ならではの自然と文化を伝えます。