旧暦…略本暦は、明治6年の改暦から昭和20年まで政府刊行の暦
今使われている七十二候については、一体いつの時代の七十二候が基本になっているのか、気になって調べました。
ウィキペディアによると、こうです。
七十二候については、日本では、江戸時代に入って渋川春海ら暦学者によって日本の気候風土に合うように改訂され、『本朝七十二候』が作成されている。現在では、1874年(明治7年)の『略本暦』に掲載された七十二候が主に使われている。(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)・七十二候(しちじゅうにこう)』
ここで、略本暦について調べました。
国立天文台の暦計算室のサイトに、本暦・略本暦・略暦についての解説があります。ちょっと抜粋します。
本暦・略本暦・略暦
・本暦・略本暦とは、明治6年(1873)の改暦から昭和20年まで政府が刊行していた暦
・本暦を簡略化した小型の暦を略本暦と呼ぶ。
・本暦そのものは、単に暦あるいは太陽暦となっている。
明治6年(1873)の改暦について、見てみましょう。抜粋です。
太陽暦の採用
明治五年(1872)十一月九日 改暦の布告(リンク:国立国会図書館)
・明治五年十二月三日を明治6年1月1日とし、太陽暦の採用に踏み切った。
・以後、太陽暦は新暦、天保暦は旧暦と呼ばれることになる。
・時刻についても、1日を24時間とする定時法が採用された (東京時刻)。
旧暦の暦は、天保暦ということがわかりました。そこで、暦研究室サイトのデータに基づき、二十四節気と天保暦の七十二候の表を合成しました。
特集ページに掲載しておきます。
掲載は、春夏秋冬、季節毎にまとまています。是非ご覧ください。
暦研究室データの確認はここから → 本暦
→ 太陽暦の採用