2026年3月– date –
話題・情報系夏枯草 ― 夏至に「枯れる草」が置かれた理由
夏至の初候は「乃東枯(なつかれくさかるる)」です。 ここでいう「乃東(ないとう)」は、一般に 夏枯草(なつかれくさ) と呼ばれる植物を指します。別名としては ウツボグサ の名でも知られています。 夏至は、一年で日が最も長い節気です。光が極まる... 暦注月建とは何か ―― 北斗が決める月の思想 ――
第6章 月建とは何か―― 北斗が決める月の思想 ―― はじめに ― なぜ「月建」なのか 二十四節気、十干、十二支、六十干支。 ここまで、時間を刻む仕組みと、循環する思想を見てきました。 しかし、もうひとつ重要な装置が残っています。 それが 月建(げっけ... 年次情報六十干支・年次情報 この年の出来事…
年次カードで、世界と日本の、その年の主な出来事、世相のポイントが分かります。 甲子(きのえ ね)~庚午(かのえ うま) 文久4年/大正13年/昭和59年 ~ 明治3年/昭和5年/平成2年 1864/1924/1984 ~ 1870/1930/1990 辛未(かのと ひつじ)~庚寅... 話題・情報系紅花 ― 色が満ちる季節の証
小満の次候は「紅花栄(べにばなさかう)」です。 紅花が盛んに咲くころをいいます。 花の名がそのまま候になっていることからも、この植物がいかに季節の目印として重要だったかがわかります。 なぜ紅花だったのか 紅花は、単に野に咲く花ではありません... 話題・情報系入梅は和製なのか ― 雑節としての成立と意味
入梅(にゅうばい)は、梅雨の入口を示す暦日です。 しかし、この入梅は二十四節気の一つではありません。 分類上は「雑節」にあたります。 では、入梅は日本独自のものなのでしょうか。それとも中国由来なのでしょうか。 この点を整理してみます。 梅雨と... 話題・情報系蛍 ― なぜ「腐草」から生まれると考えられたのか
芒種の次候は「腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)」です。 文字通りに読めば、「腐った草が蛍になる」という意味になります。 現代の知識から見れば、生物学的に正しい説明ではありません。 しかし、この表現を単なる誤りとして片づけるのは適切では... 話題・情報系蛙 ― なぜ季節のしるしとして選ばれたのか
水辺から響く蛙の声は、古くから季節の進みを知らせる合図とされてきました。 立夏の初候は、蛙始鳴。 では、なぜ数ある動物の中で、蛙がその役目を担うことになったのでしょうか。 第一に、蛙は「確実に変化を示す存在」だからです。蛙が鳴き始めるには条... 話題・情報系蚯蚓 ― 土が目覚めるとき
立夏の次候には「蚯蚓出(みみずいずる)」という言葉があります。文字通り、土の中にいた蚯蚓が地上に現れ始めるころを指します。 目立つ花や鳥ではなく、土の中の小さな生きものが季節の指標として選ばれている点に、この候の特徴があります。 では、な... 話題・情報系入梅 ― 暦が定めた雨の入口
入梅は、梅雨の始まりを示す雑節です。 しかし、ここで重要なのは、「天気としての梅雨入り」とは別の概念だという点です。 入梅は、気象庁の発表とは無関係に、暦の上で定められた日です。 入梅は「雑節」です 入梅は、二十四節気とは異なります。 雑節と...