なになに?– category –
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なになに?
天地 ― 空気が引き締まり始めるとき
処暑の次候は「天地始粛(てんちはじめてさむし)」です。 天地が次第に引き締まり、秋の気配が現れ始めるころをいいます。 ここでいう「粛」は、単に寒いという意味ではありません。 空気が澄み、張りつめたような感覚を指す言葉です。 「粛」という字の... -
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霧 ― 秋の空気が動き始めるとき
立秋の末候は「蒙霧升降(ふかききりまとう)」です。 濃い霧が立ちのぼり、また降りるころをいいます。 霧は、空気の状態が変わるときに現れる現象です。そのため、この候は秋の空気の始まりを示すものとして置かれています。 「蒙霧」とは何か 「蒙」は... -
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綿 ― 秋の収穫を準備する植物
処暑の初候は「綿柎開(わたのはなしべひらく)」です。 綿の花のあとにできる実が開き始めるころをいいます。 ここでいう「柎(ふ)」は、花のあとに残る部分、つまり綿の実の殻を指します。 処暑は、暑さが少しずつやわらぐ節気です。その最初に、綿の実... -
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寒蝉 ― 秋の気配を知らせる蝉の声
立秋の次候は「寒蝉鳴(ひぐらしなく)」です。 寒蝉が鳴くころをいいます。 ここでいう寒蝉は、一般にヒグラシを指すと考えられています。夏の終わりに鳴く蝉として知られ、夕方や早朝に特徴的な声を響かせます。 立秋は暦の上では秋の始まりです。その次... -
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涼風 ― 秋の入口を知らせる空気の変化
立秋の初候は「涼風至(すずかぜいたる)」です。 涼しい風が吹き始めるころをいいます。 ただし、日本の感覚では、この時期はまだ盛夏です。日中の暑さは強く、涼しい風どころではないと感じることも多いでしょう。 それでもこの候は、秋の入口を示すもの... -
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暦注とは何か―― 日本の暦文化を読み解く ――
暦注とは何か ―― 日本の暦文化を読み解く ―― はじめに カレンダーを見ると、 日付の横にさまざまな言葉が書かれていることがあります。 大安仏滅友引天赦日一粒万倍日 などです。 こうした表示は、 暦注(れきちゅう) と呼ばれます。 暦注とは、 暦の中に... -
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宇宙から行動へ―― 暦文化のまとめ ――
第3部 六曜と近代 第8章 宇宙から行動へ ―― 暦文化のまとめ ―― はじめに 暦は、 単に日付を示す道具ではありません。 そこには、 自然の観察宇宙の秩序社会の制度人々の感情 といった さまざまな要素が重なっています。 このシリーズでは、 日本の暦文化... -
なになに?
現代の吉日文化―― SNS時代の天赦日 ――
第3部 六曜と近代 第7章 現代の吉日文化 ―― SNS時代の天赦日 ―― はじめに 近年、 カレンダーやインターネットでよく見かける言葉があります。 天赦日一粒万倍日寅の日 といった吉日です。 これらの日は、 財布を買う店を開く宝くじを買う などの行動と結... -
なになに?
国家暦と民間暦―― 二つの暦の世界 ――
第3部 六曜と近代 第5章 国家暦と民間暦 ―― 二つの暦の世界 ―― はじめに 明治改暦によって、 日本の暦は大きく変わりました。 それまで使われていた太陰太陽暦は廃止され、 現在の太陽暦(グレゴリオ暦)が採用されました。 しかしこの改革は、 単に暦法...