なになに?– category –
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なになに?
蛍 ― なぜ「腐草」から生まれると考えられたのか
芒種の次候は「腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)」です。 文字通りに読めば、「腐った草が蛍になる」という意味になります。 現代の知識から見れば、生物学的に正しい説明ではありません。 しかし、この表現を単なる誤りとして片づけるのは適切では... -
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蛙 ― なぜ季節のしるしとして選ばれたのか
水辺から響く蛙の声は、古くから季節の進みを知らせる合図とされてきました。 立夏の初候は、蛙始鳴。 では、なぜ数ある動物の中で、蛙がその役目を担うことになったのでしょうか。 第一に、蛙は「確実に変化を示す存在」だからです。蛙が鳴き始めるには条... -
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蚯蚓 ― 土が目覚めるとき
立夏の次候には「蚯蚓出(みみずいずる)」という言葉があります。文字通り、土の中にいた蚯蚓が地上に現れ始めるころを指します。 目立つ花や鳥ではなく、土の中の小さな生きものが季節の指標として選ばれている点に、この候の特徴があります。 では、な... -
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入梅 ― 暦が定めた雨の入口
入梅は、梅雨の始まりを示す雑節です。 しかし、ここで重要なのは、「天気としての梅雨入り」とは別の概念だという点です。 入梅は、気象庁の発表とは無関係に、暦の上で定められた日です。 入梅は「雑節」です 入梅は、二十四節気とは異なります。 雑節と... -
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梅 ― 実が黄ばむ季節の到達点
芒種の末候は「梅子黄(うめのみきばむ)」です。 梅の実が黄みを帯び、熟し始めるころをいいます。 花の梅ではなく、「実」の変化が選ばれているところに、この候の特徴があります。 なぜ“実”なのか 梅の花は早春に咲きます。 しかし、七十二候がここで取... -
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蟷螂 ― 刃を持つ小さな捕食者
芒種の初候は「蟷螂生(かまきりしょうず)」です。 田に稲の苗が植えられ、穀物の種まきが進むころ、かまきりが姿を現し始めます。 なぜ蟷螂が、この時期のしるしとして選ばれたのでしょうか。 「生ずる」という表現の意味 ここで使われる「生」は、単な... -
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麦 ― 実りが季節を告げるとき
小満の末候は「麦秋至(むぎのときいたる)」です。 “秋”という字が使われていますが、これは現在の季節を指しているわけではありません。 麦にとっての収穫の時期が訪れる、という意味です。 なぜ「秋」なのか もともと「秋」という字は、穀物の実りや収... -
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蚕 ― 桑を食む季節のしるし
小満の初候は「蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)」です。 七十二候の中でも、動植物そのものというより、人の暮らしと結びついた“仕事の季節”がはっきり見える候だと思います。 なぜ蚕が、季節の区切りとして選ばれているのでしょうか。 蚕が動き出す条... -
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竹笋 ― 地を破って現れる力
立夏の末候は「竹笋生(たけのこしょうず)」です。 竹の地下茎から筍が地上に姿を現すころをいいます。 春の花が終わり、初夏の気配が満ちてくる時期に、地面を割るようにして筍は伸び始めます。 では、なぜ筍がこの時期のしるしとして選ばれたのでしょう...