納(収)(おさん)は、十二直の十番目に位置する暦注です。
建で始まった流れが、
成によって成果を結んだ後、
その成果を受け取り、
納める段階を表しています。
文字どおり、
納める
収める
取り入れる
ことを意味する十二直です。
納(収)とは?
納(収)とは、
物事を納める日
を意味します。
努力の結果として得られたものを受け取り、
生活や社会の中へ取り込む状態を表しています。
そのため昔から、
収穫や財産に関わることに向く日
と考えられてきました。
十二直における納(収)
十二直は、
物事の進み方
を示す暦注です。
納(収)は、
収穫
受納
蓄積
を象徴します。
成で実った成果を、
確かなものとして手元に収める段階にあたります。
納(収)の日に向くこと
古い暦では、納(収)の日は次のようなことに向くとされました。
- 入学
- 買い物
- 収穫
- 建築
- 財産の取得
- 物品の受け取り
何かを受け入れたり、
手元に残したりする事柄に向く日とされています。
納(収)の日に避けること
一方で、
- 葬儀
- 見合い
- 旅行
- 鍼灸
などは慎むべきとされました。
これは、
外へ向かう行動よりも、
内へ収める行動に重きが置かれていたためと考えられています。
納(収)が表す時間観
納(収)は、
終わり
ではありません。
得た成果を大切に保ち、
次へ活かすための時間
を意味しています。
そのため、
実りを受け取る段階
として理解することができます。
現代における納(収)
現在でも、
- 買い物
- 契約の締結
- 入学
- 新しい設備の導入
など、
何かを受け入れる行動の日として考えることができます。
納(収)の日は、
成果を確かな形にする暦注
といえるでしょう。
成との違い
成は、
物事が成就すること
を表します。
それに対し納(収)は、
成就した成果を受け取ること
を表します。
成が達成なら、
納(収)は受納といえるでしょう。
まとめ
納(収)とは、十二直の一つであり、
物事を納める日
を意味します。
- 入学
- 買い物
- 収穫
- 建築
などに向く日とされ、
成果の受け取りや蓄積を象徴する十二直として古くから用いられてきました。