暦要項:国民の祝日…春分の日、秋分の日は暦の春分日、秋分日…

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国民の祝日
 国民の祝日は「国民の祝日に関する法律」(内閣府のページ) によって規定されていますが、春分の日と秋分の日はそれぞれ春分日・秋分日となっており、具体的な日付が記されておりません。この春分日・秋分日はそれぞれ二十四節気の春分・秋分を含む日のことで、太陽の位置によって天文学的に定め、前年2月の最初の官報に掲載される暦要項で発表しています。

 リンク: 「国民の祝日に関する法律 」(内閣府のページ)
 関連: こよみに関するトピックス
    国民の祝日の変遷と暦要項
    明治以降の休日
    将来の春分日・秋分日

国民の祝日一覧
   名 称     定 義           意 味
元日 1月1日 年のはじめを祝う。
成人の日 1月の第2月曜日 おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます。
建国記念の日 政令で定める日 (2月11日) 建国をしのび、国を愛する心を養う。
天皇誕生日 2月23日 天皇の誕生日を祝う。
春分の日 春分日 自然をたたえ、生物をいつくしむ。
昭和の日 4月29日 激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす。
憲法記念日 5月3日 日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する。
みどりの日 5月4日 自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ。
こどもの日 5月5日 こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する。
海の日 7月の第3月曜日 海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う。
令和2年(2020)に限り、7月23日
令和3年(2021)に限り、7月22日
山の日 8月11日 山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する。
令和2年(2020)に限り、8月10日
令和3年(2021)に限り、8月8日
敬老の日 9月の第3月曜日 多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う。
秋分の日 秋分日 祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ。
スポーツの日 10月の第2月曜日 スポーツを楽しみ、他者を尊重する精神を培うとともに、健康で活力ある社会の実現を願う。
令和元年までは体育の日 令和2年(2020)に限り、7月24日
令和3年(2021)に限り、7月23日
文化の日 11月3日 自由と平和を愛し、文化をすすめる。
勤労感謝の日 11月23日 勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう。

国民の祝日と休日

「国民の祝日に関する法律 」(内閣府のページ) 第3条によれば、

・国民の祝日は休日となります (第1項)。

・国民の祝日が日曜日にあたるときは,その日後においてその日に最も近い国民の祝日でない
 日は、休日となります (第 2項) 。たとえば、平成26年 (2014) は 5月 4日が日曜日にあた
 りますが、翌日 (こどもの日) は祝日ですので、さらに翌日の 6日(火)が休日となります。

・国民の祝日ではない日の前後が国民の祝日となる場合は、その日も休日となります (第 3
 項) 。たとえば、平成21年 (2009) は 9月21日が敬老の日で、 9月23日が秋分の日ですか
 ら、その間の 9月22日が休日となります。

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