月の満ち欠けの仕組み
夜空に浮かぶ月は、毎日少しずつ形を変えています。
この変化を 月の満ち欠け と呼びます。
その中で、特に重要なのが
- 新月(しんげつ)
- 満月(まんげつ)
の二つです。
この二つは、月と太陽、そして地球の位置関係によって決まります。
新月
月が見えない日
新月とは、
月が太陽と同じ方向にあるときの状態です。
このとき
- 太陽
- 月
- 地球
がほぼ一直線に並びます。
月の明るい側は太陽の方を向いているため、
地球からは 暗い側 を見ることになります。
そのため、夜空には月がほとんど見えません。
旧暦では、この 新月の日(朔) が
月の始まり とされました。
満月
月が丸く見える日
満月は、
太陽と月が地球をはさんで反対側に位置するときに起こります。
このとき
太陽 → 地球 → 月
という並びになります。
月の明るい側が地球に向くため、
月は 丸く明るく見えます。
満月は月齢の中頃にあたり、
旧暦では 15日前後 に現れます。
月の満ち欠けの周期
新月から次の新月までの周期は
約29.5日
です。
この周期を
朔望月(さくぼうげつ)
と呼びます。
月はこの周期の中で
- 新月
- 上弦の月
- 満月
- 下弦の月
という変化を繰り返しています。
新月・満月と暦
月の満ち欠けは、
古くから暦の基準として使われてきました。
旧暦では
- 新月 → 月のはじまり
- 満月 → 月の中頃
という仕組みになっています。
そのため、
- 十五夜(旧暦8月15日)
が月見の日とされたのも、
この満月に近い日だったからです。
月と日本文化
満月は、古くから
特別な月として親しまれてきました。
日本では
- 十五夜(中秋の名月)
- 十三夜(後の月)
などの月見行事があります。
また、新月は
新しい月の始まりとして
暦の重要な節目となってきました。
ひとこと
新月と満月は、
月の満ち欠けの中でも
最もわかりやすい二つの姿です。
夜空を見上げるだけで
月の動きと時間の流れを感じることができる――
それが、月が古くから暦の基準となってきた理由なのです。