日付としての六十干支|読み方と意味

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六十干支(ろくじっかんし)というと、「丙午(ひのえうま)の年」など、年を表すものとして知られています。

しかし実は干支は、年だけでなく日付(毎日)にも付けられてきました。古い暦や日記、寺社の記録などでは、日付が「西暦○月○日」ではなく、干支で記されていることがよくあります。

このページは、注力・固定ページの「六十干支とは?|甲子から癸亥まで|読み方・使い方」から、”個別干支記事”へリンクして読み進めるための総論(入口記事)として、日付としての六十干支の基本をまとめたものです。

日付としての六十干支とは

「日付としての六十干支」とは、1日ごとに干支(えと)を割り当てる考え方です。60通りの組み合わせを、毎日順番に巡らせることで、その日を表します。

たとえば「甲子(きのえね)」「乙丑(きのとうし)」と続き、60日後にはまた「甲子」に戻ります。つまり、六十干支は60日周期で循環する日付記号でもあるのです。

十干と十二支の組み合わせ(60通り)

六十干支は、次の2つを組み合わせて作ります。

  • 十干(じっかん):甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸(10個)
  • 十二支(じゅうにし):子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥(12個)

10と12の組み合わせは一見すると120通りありそうですが、実際には陰陽(え)の整合があるため、60通りになります。十干と十二支の並びが自然に揃う最小単位が、ちょうど60なのです。

なぜ昔の記録は日付を干支で書くのか

古文書や古い日記を読むと、「〇月〇日」と書かずに“その日の干支”だけで記されていることがあります。これは当時の生活の中で、干支が暦の基本情報として機能していたためです。

また、暦注(れきちゅう:吉凶や行事の注記)と組み合わせることで、その日の性格を表現しやすいという利点もありました。干支はただの名称ではなく、陰陽五行・方位・祭祀などの考え方とも結びついていたのです。

「年の干支」と「日の干支」は別物

ここで重要なのは、よく知られる「年の干支」と「日付の干支」は、同じ干支でも別の割り当てだということです。

  • 年の干支:その年全体に1つ付く(例:2025年=乙巳)
  • 日の干支:1日ごとに付く(毎日変わる)

つまり「今年が乙巳だから、今日は乙巳」ではありません。日付の六十干支は毎日切り替わる、暦の周期記号です。

六曜・十二直などとどう違う?(暦注との関係)

暦には、干支以外にもさまざまな要素があります。現代でもよく見るのは六曜(大安・仏滅など)ですが、昔の暦はさらに細かい情報が並びました。

  • 六十干支:60日周期で回る日付記号
  • 六曜:吉凶の簡略表現(先勝・友引など)
  • 十二直:建・除・満など(行事向き不向き)
  • 二十八宿:星宿による日取り

これらは役割が違います。干支は「日そのものの符号」に近く、他の暦注は「その日をどう扱うか」という解釈の情報です。

このサイトでの六十干支記事の読み方

本サイトでは、六十干支を「年」だけでなく、日付の暦記号としても扱いながら、個別干支記事をまとめています。

個別の干支記事の中では、主に次のような情報を整理していきます。

  • 読み方(例:甲子=きのえね)
  • 十干・十二支の意味の要点
  • 古い暦や文献に、日付として現れる文脈(暦・行事・記録)
  • 文化的な背景(ことば・信仰・季節感)

「六十干支を日付として読む」ための入口として、まずはこの総論を押さえてから、気になる干支記事に進んでください。

まとめ|干支は“日付の言葉”でもある

六十干支は、年に付く象徴として知られていますが、もともとは日付に付いて回る周期の言葉でもありました。

古い記録を読むとき、暦の仕組みを理解するとき、あるいは日本文化の周期感覚を味わうとき――日付としての六十干支は、現代でも十分に“使える知識”です。

このページを入口に、六十干支の個別記事を辞書のように辿っていけば、暦の世界がぐっと立体的に見えてきます。

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