北方玄武七宿(ほっぽうげんぶしちしゅく)は、二十八宿のうち北方に配置された七つの宿です。
古代中国では天空を東西南北の四方に分け、それぞれに神獣を配しました。
北方を守る神獣が玄武であり、その領域に属する七つの宿を北方玄武七宿と呼びます。
北方玄武とは?
玄武は四神の一つで、
- 北方
- 冬
- 蓄積
- 守護
を象徴します。
一般には亀と蛇が一体となった姿で表され、長寿や防御の象徴としても知られています。
北方玄武七宿の構成
北方玄武七宿は次の七宿から構成されます。
| 宿 | 読み |
|---|---|
| 斗宿 | としゅく |
| 牛宿 | ぎゅうしゅく |
| 女宿 | じょしゅく |
| 虚宿 | きょしゅく |
| 危宿 | きしゅく |
| 室宿 | しつしゅく |
| 壁宿 | へきしゅく |
斗宿
斗宿は玄武七宿の最初の宿です。
学問や計画に関することに吉とされることがあり、知恵や準備を象徴する宿として知られています。
牛宿
牛宿は勤勉さや堅実さを表す宿です。
農耕や生産活動とも結び付けられてきました。
女宿
女宿は織物や手仕事との関係が語られる宿です。
細やかな作業や技術の習得に関係するとされます。
虚宿
虚宿は慎重さが求められる宿として知られています。
派手な行動よりも、内面を整える意味合いが強い宿です。
危宿
危宿は名称から誤解されやすい宿ですが、必ずしも凶宿ではありません。
建築や高所に関わる事柄との関係が語られることがあります。
室宿
室宿は住居や建築との関係が深い宿です。
家を建てることや移転に吉とされる場合があります。
壁宿
壁宿は蓄えや保全を象徴する宿です。
財産や知識を守る意味を持つと考えられてきました。
北方玄武七宿の特徴
北方玄武七宿全体に共通するのは、
- 蓄積
- 守護
- 忍耐
- 安定
です。
冬を象徴する宿群として、力を外へ発散するよりも、内に蓄える性格が強く見られます。
東方青龍との違い
東方青龍七宿が、
成長
発展
始まり
を象徴するのに対し、
北方玄武七宿は、
蓄積
守り
安定
を象徴します。
春と冬の違いが、そのまま宿の性格にも表れています。
まとめ
北方玄武七宿は、
- 斗宿
- 牛宿
- 女宿
- 虚宿
- 危宿
- 室宿
- 壁宿
から構成される二十八宿の一群です。
北方と冬を象徴する玄武のもとに配置され、蓄積や守護、安定を表す宿として古くから暦文化の中で用いられてきました。
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