甲戌(きのえ・いぬ)は、六十干支(ろくじっかんし)の11番目にあたる干支です。
十干の「甲(きのえ)」と、十二支の「戌(いぬ)」を組み合わせたもので、芽吹く木(甲)と、守りを固める土(戌)が重なる型として理解されてきました。
干支は十二支だけが注目されがちですが、本来の暦単位は十干十二支(じっかんじゅうにし)の組み合わせです。
その完成形が60通りで一巡する六十干支であり、甲戌はその11番目に位置します。
本記事では、甲戌を「仕組み・意味・象徴」の三つの視点から整理し、年次の出来事に依存しない基礎理解を提示します。
目次
甲戌の読み方
甲戌は「きのえ・いぬ」と読みます。
- 甲(きのえ)=十干の1番目(始まりの木)
- 戌(いぬ)=十二支の11番目(晩秋・守備・収束)
甲は五行で「木」に属し、芽吹き・開始・伸長を象徴します。
戌は五行で「土」に通じ、守備・整理・収束・防御の意味を持ちます。
「新芽が伸びる一方で、周囲の秩序を固める」干支
甲(きのえ)の意味|始動する木
甲は十干の先頭に立つ干で、次の性格を持つと解釈されてきました。
- 開始:物事の芽が出る
- 拡張:外へ伸びようとする力
- 主張:存在感を示す
甲は大樹というより、若木が空へ伸びるエネルギーに近い象徴です。
甲戌では、この「始動力」が土台づくりの文脈で働きます。
戌(いぬ)の意味|守りと収束
十二支の戌は、古来次のように理解されてきました。
- 守備:外敵から守る
- 収束:広がったものをまとめる
- 整理:秩序を整える
戌は拡大よりも、秩序の維持と安定を重んじる支です。
甲戌の特徴|拡張と防御の同時進行
甲と戌が重なる甲戌は、次のような性格を帯びやすいと読まれてきました。
- 新しい動きが始まる
- 同時に守りが固められる
- 外へ伸びつつ内を整える
「攻めと守りが同時に存在する年の型」
そのため甲戌は、改革の始動期でありつつ、制度の引き締め期として語られやすい干支です。
甲戌が「秩序づくり」と結びつく理由
甲戌が秩序づくりと結びつけられやすい理由は、年次ではなく干支の構造にあります。
- 甲=始動
新制度・新構想の芽が出る。 - 戌=守備
それを支える基盤を固める。
この二重性により、甲戌は
「動き出しながら守り直す年」
として読み解かれてきました。
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まとめ|甲戌は“動きつつ守る”型
甲戌(きのえ・いぬ)は、
始動する木(甲)を、守る土(戌)が支える干支です。
派手な変革ではなく、
動き出しながら基盤を固める年の型として理解すると、その性格がよく見えてきます。
