丁巳(ひのと・み)は六十干支の54番目にあたる干支です。
十干の「丁(ひのと)」と、十二支の「巳(み)」を組み合わせたもので、**小さくとも確かな火(丁)**と、**脱皮し再生する蛇(巳)**が重なる干支として理解されてきました。
干支というと十二支だけが語られがちですが、暦の基本単位は十干十二支(じっかんじゅうにし)であり、その完成形が60通りで一巡する六十干支です。丁巳はその後半に位置し、「拡大の後の緊張と再編」を象徴しやすい位置にあります。
本記事では、年次の出来事に依存しない基礎理解として、丁巳を「仕組み・意味・象徴」の三層で整理します。
目次
丁巳の読み方
丁巳=「ひのと・み」
- 丁(ひのと)=十干の4番目(陰の火)
- 巳(み)=十二支の6番目(蛇)
五行で丁は火。ただし大炎上の火ではなく、灯火・焚き火・炉火のような「持続する小さな火」です。
一方の巳は蛇で、脱皮・更新・知恵・潜伏・変化を象徴します。
したがって丁巳とは、
「小さな火が内側を熱し、脱皮を促す」干支
と読むことができます。
丁(ひのと)の意味|持続する火
丁は次のように解釈されてきました。
- 内向的な熱:派手ではないが確実に作用
- 緊張の維持:ぬるま湯を許さない
- 浄化と鍛錬:古い殻を焼き落とす
大火災というより、炭火や灯火のように静かに効く火が丁の本質です。
丁巳では、この火が「変化の触媒」として働きます。
巳(み)の意味|脱皮する知恵
巳(蛇)は古来、次の意味を帯びてきました。
- 脱皮=更新:古い殻を捨てる
- 潜伏=熟成:表に出ずに力を蓄える
- 知恵=洞察:直感と洞察が強まる
巳は拙速を嫌い、一度引いてから跳ねる性質を持ちます。
丁巳の特徴|緊張と再生の型
丁と巳が重なる丁巳は、次の性格を帯びやすいと読まれてきました。
- 表面は静かだが内部の緊張が高い
- 古い制度や習慣に亀裂が入りやすい
- 脱皮=再編=更新が促される
そのため丁巳はしばしば、
「静かな危機の年」「内側から変わる年」
として語られます。
派手な革命ではなく、じわじわ効く転換点です。
丁巳はなぜ「再生」と結びつけられやすいのか(本体整理)
理由は干支の構造にあります。
- 丁=内側から燃やす火
→ 古い殻を焼き落とす象徴 - 巳=脱皮する蛇
→ 変化・更新・再生の象徴
この組み合わせが自然に、
- 「一度壊れて立て直す」
- 「古い殻を捨てて生まれ変わる」
という連想を生みます。
そのため歴史の中で後から“再生の年だった”と読み返されやすい干支になりました。
丁巳は54番目。六十干支の後半=整理・調整・再編ゾーンに属します。
拡大期の歪みが出やすく、同時に次の局面への準備が進む位置です。
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まとめ|丁巳は“静かな再生の型”
丁巳(ひのと・み)は、
内側の火が古い殻を焼き、蛇が脱皮して再生する干支です。
派手な変革ではなく、
見えにくいが決定的な更新の時期として理解すると、その性格がよく見えてきます。
