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戊戌(つちのえいぬ)とは?
戊戌(つちのえいぬ)は、六十干支(ろくじっかんし)の35番目にあたる干支です。
十干の「戊(つちのえ)」と、十二支の「戌(いぬ)」を組み合わせたもので、
**「土の気」と「守りの象徴」**が重なった干支として知られています。
干支というと十二支(子・丑・寅…)だけが注目されがちですが、本来は
**十干十二支(じっかんじゅうにし)**として一体で扱われる暦の記号です。
その完成形が、60通りで一巡する六十干支であり、戊戌もその一つです。
戊戌の読み方
戊戌は「つちのえいぬ」と読みます。
- 戊(つちのえ):十干の5番目
- 戌(いぬ):十二支の11番目(犬)
「つちのえ」は、五行では土に属し、
形を固め、支え、受け止める性質をもつとされます。
「いぬ」は、境界を守る存在、終わりを見届ける役割として解釈されてきました。
戊(つちのえ)の意味|土台・受容・耐える力
十干の「戊」は、山や大地のような動かない土を象徴します。
芽吹きや拡大よりも、
- 受け止める
- 支える
- 崩れないように耐える
といった性質が強く語られます。
戊は「中心」「軸」とも結びつけられ、
物事が大きく動く前後に、一度力を蓄える段階を示す干でもあります。
戌(いぬ)の意味|守り・区切り・見張る存在
十二支の戌は「犬」を表しますが、単なる動物記号ではありません。
古くから戌には、
- 境界を守る
- 終わりを見届ける
- 不安定なものを抑える
といった役割が重ねられてきました。
十二支の流れで見ると、戌は「収束」や「緊張」が高まる位置にあり、
次の「亥(い)」へ向かう前の最終的な見張り役のような存在です。
戊戌はどんな干支?|「固めて守る」局面の象徴
戊(動かない土)と戌(守り・区切り)が重なる戊戌は、
しばしば次のように語られます。
- 体制を守る年
- 崩れを防ぐ年
- 大きな変化の前に緊張が高まる年
これは「良い/悪い」という評価ではなく、
**物事が動くために必要な“踏ん張りの局面”**としての意味づけです。
歴史を振り返ると、戊戌の年には
制度・国家・社会が「揺れないように固め直す」場面が語られやすく、
その語られ方が干支のイメージとして残ってきました。
迷信ではなく「語られ方」としての戊戌
干支は未来を決めるものではありません。
しかし人々は、起きた出来事を干支という枠に当てはめて記憶してきました。
戊戌が「緊張」「防衛」「耐え」と結びつけられやすいのは、
戊と戌がもつ象徴が、
制度・社会・国家の防御的局面と相性が良かったからだと考えられます。
つまり戊戌とは、
「何かが起きる年」ではなく、
**「何かを守りながら次に備える年」**として語られてきた干支です。
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六十干支は、60年で巡ります。
同じ戊戌でも、時代によって社会の空気は大きく異なります。
- 2018年(平成30年)
- 1958年(昭和33年)
- 1898年(明治31年)
これらの年を、
日本の出来事・世界の出来事・世相ポイントで整理した
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