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己亥(つちのとい)とは?
己亥(つちのとい)は、六十干支(ろくじっかんし)の36番目にあたる干支です。
十干の「己(つちのと)」と、十二支の「亥(い)」を組み合わせたもので、
**「内側で整える土」と「循環の終点」**が重なった干支として位置づけられます。
六十干支は、十干十二支(じっかんじゅうにし)を組み合わせ、
60通りで一巡する暦の体系です。
己亥はその中でも、一区切りをつけ、次の循環へ向かう直前の段階にあたります。
己亥の読み方
己亥は「つちのとい」と読みます。
- 己(つちのと):十干の6番目
- 亥(い):十二支の12番目(猪)
「つちのと」は土の性質をもつ干の中でも、
内側で耕し、調整し、整える土を表すとされます。
「い」は十二支の最後に位置し、終わりと始まりをつなぐ存在です。
己(つちのと)の意味|内側で整える土
十干の「己」は、戊(つちのえ)が示す「大きく動かない土」に対し、
人の手で耕され、整えられる土として語られます。
己には、
- 内省
- 調整
- 修正
- 蓄積
といった意味が重ねられやすく、
外へ拡大するよりも、内側を整える段階を示す干です。
社会や組織に当てはめると、
制度や仕組みを「作り直す前の点検期間」として語られることが多くなります。
亥(い)の意味|循環の終点とエネルギーの蓄積
十二支の「亥」は猪を表しますが、
暦の流れでは最後の支に位置します。
亥には、
- 終わり
- 収束
- 内に力を蓄える
といった意味があり、
「静止」ではなく、次の始まりへ向けてエネルギーを溜める段階として理解されてきました。
季節感としても、亥は冬の入口に近く、
外の動きが止まり、内側で準備が進む時期と重なります。
己亥はどんな干支?|「整えて、終わらせ、次へ渡す」
己(内側で整える土)と、亥(循環の終点)が重なる己亥は、
次のように語られやすい干支です。
- 一度立ち止まって見直す
- 内部調整が進む
- 次の時代への準備が始まる
これは「停滞」を意味するものではありません。
むしろ、動く前に必要な静かな整理の段階を示す象徴です。
歴史を振り返ると、己亥の年は
大きな改革の直前、あるいは制度の再編前夜として語られることが多く、
その語られ方が干支の性格として積み重なってきました。
己亥を「迷信」ではなく「語られ方」で読む
干支は未来を決定する道具ではありません。
しかし、人々は出来事を理解する際、
干支という枠を使って時代の空気を言語化してきました。
己亥が「整理」「終わり」「準備」と結びつけられやすいのは、
己と亥がもつ象徴が、
社会の区切りの局面を説明する言葉として使いやすかったためです。
つまり己亥は、
「何かが起きる年」ではなく、
「次に備えるための年」として語られてきた干支だと言えるでしょう。
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六十干支は60年で巡ります。
同じ己亥でも、時代によって社会の表情は大きく異なります。
- 2019年(平成31年/令和元年)
- 1959年(昭和34年)
- 1899年(明治32年)
これらの年を、
日本の出来事・世界の出来事・世相ポイントで整理した
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